科目名 □オブジェクト指向設計
担当教員   廣田 豊彦     
対象学年   3年   クラス   [399]  
講義室   12106教室   開講学期   前期  
曜日・時限   木4   単位区分   選択  
授業形態     単位数   2  
準備事項    
備考    

講義概要/Class Outline

「もの」とその「使い方」を一体として捉えるのが「オブジェクト指向」の考え方である。もともとはプログラミングの概念であったが、ビジネスモデルやデータベースなど、幅広い世界で利用されるようになっている。オブジェクト指向を活かしたプログラム設計法として、デザインパターンの利用がある。この講義では、デザインパターンの具体的な利用を通じて、オブジェクト指向プログラム設計を学ぶとともに、オブジェクト指向の基本的な考え方の理解を目指す。  

講義計画 /Class Structure

内容
1 オブジェクト指向入門(1)
オブジェクト指向とクラス
2 UMLクラス図(1)
属性と操作
3 オブジェクト指向入門(2)
継承
4 UMLクラス図(2)
汎化と継承
5 オブジェクト指向入門(3)
クラスとオブジェクト
6 UMLクラス図(3)
関連と集約
7 Simple Factoryパターン(1)
Simple Factoryパターンの基本構造と振舞い
8 Simple Factoryパターン(2)
Simple Factoryパターンの応用:Name Divider
9 Simple Factoryパターン(3)
Simple Factoryパターンの応用:Name Dividerの日本語化
10 レポート課題
自動車税を計算するプログラムCarTaxの解説
11 Abstract Factoryパターン(1)
Abstract Factoryパターンのの基本構造と振舞い
12 Abstract Factoryパターン(2)
Abstract Factoryパターンの応用:Garden Planner
13 Abstract Factoryパターン(3)
Abstract Factoryパターンの応用:Faverite Garden
14 まとめ
これまでの内容の復習
 

学習・教育目標/Class Target 1.オブジェクト指向の考え方でプログラムを書ける。
2.UMLクラス図を描ける。
3.デザインパターンを応用してプログラムが設計できる  
評価基準/GradingCriteria 秀:1?3を満たし、総合評価で90点以上。優:1?3を満たし、総合評価で80?89点。良:1と2または3を満たし、総合評価で70?79点。可:1を満たし、総合評価で60?69点。  
評価方法/GradingMethod 学習・教育目標1、2の達成は、それぞれ対応する演習の得点合計が60%以上。3の達成はレポートの評価60%以上。総合評価は、すべての演習の得点合計を50%、レポート評価を10%、定期試験の得点を40%として算出。  
受講上の注意/Class Rules 開講までに、Javaプログラムの基本的な文法を完全にマスターしておくこと。  
受講制限/Prerequisit  
関連する科目/Related Class 情報リテラシー、プログラミング基礎、データ構造とアルゴリズムⅠ、Ⅱ;、ソフトウェア演習Ⅰ  
教科書/Text
著者名 James W. Cooper  
著書名 Java実例プログラムによるデザインパターン入門講座  
出版社名 ピアソン  
ISBNコード 4894712563  
指定図書/Assigned Books
著者名 掌田津耶乃  
著書名 Javaトレーニングブック  
出版社名 ソーテック  
ISBNコード 4881663607  
著者名 Erich Gamma、他  
著書名 オブジェクト指向における再利用のためのデザインパターン  
出版社名 ソフトバンク  
ISBNコード 4793911126  
著者名 テクノロジックアート  
著書名 基礎からはじめるUML2.0  
出版社名 ソーテック  
ISBNコード 4881664611  
参考文献/Bibliography
著者名 James Rumbaugh他  
著書名 UMLリファレンスマニュアル  
>出版社名 ピアソン  
ISBNコード 4894712679  
著者名 Ken Arnold他  
著書名 プログラミング言語Java  
>出版社名 ピアソン  
ISBNコード 4894717169